いいものを届ける、コピーライター てんてんのぶろぐ

世の中のよいものを、コピーを使ってもっともっと流通させます。世界には良いものが溢れている。でも残念ながらそれがなかなか伝わっていないもの、人が多い。価値を転送するコピーライター てんてんのぶろぐです。

え、そこ?

「え!あ~、そこなの!?」



先週の会社のプレゼン大会のことでした。

プレゼンのフィードバックがあって、

準備のかいもあり、良い発表だったといってもらえたのですが、

みんな口々に、

「普段の努力が伝わってきた」
「すぐに実行してみる姿勢がスゴイ」
「自分も見習わなきゃ」

みたいなことを言ってくれたんですが、、、

実は私、、、、

心の中では、



「え、そこ?」

と思ってました。


なぜなら、自分のプレゼンで伝えたかったことは、

「そこ」ではなかったからです。。。

でも、、、そういうことありますよね?笑

 

 

■ 相手が大事

私の会社では、二カ月に一回ぐらいのペースで、

同世代の人たちが、互いに自分の成果をプレゼンし合う、

プレゼン大会があります。


私の場合だと、27~33歳ぐらいの人たちでやります。

グループ会社全体でやるので、

やっていることはみんなバラバラです。

塾のSVをやっている人から、FCの法人営業、研修講師、外食の店長などなど。。


それぞれに自分の仕事での気づきや体験を話し、

その体験から自分の業務に活かせるものを持って帰るというのが目的。

で、一番気付きがあった良い発表に対して、投票して1位を決めようという取り組み。

(居酒屋の個室を貸し切って、飲みながら食べながらやるので、楽しくご馳走食べられるちょっと良い機会です)


で、そのプレゼンのために、今回は自分に自信をつけたかったのもあり、

結構準備したので、見事1位を取れたわけなんですが、

さっき伝えたように、「え、そこ?」みたいな、

伝えたいポイントがずれていました。。。


「一番伝えたかったことはそこじゃないんだけどな~。。。」

と思ったのですが、評価者は他者。

自分じゃありません。


つまり、結局伝わったポイント、が「そこ」だったという話です。

今回の発表を通じて、改めて、相手が大事ということが分かりました。



■ずっと最悪のプレゼンだった、、、

実は、この取り組み、もう2年半近くやっているのですが、

最初の1年間は、私だけが一度も1位を取ることが出来ず、

かなり辛い思いをしていました。。

「プレゼンが得意、、、ではないけど、でも別に苦手だとも思ってないし!」

という気持ちが邪魔をしていたのかもしれませんが。。

とにかくどんなに準備してもダメ。。

かなり悩みに悩んでいました。


結果が出ないと、気持ちも上がらず、プレゼン大会が苦痛でした。

準備も苦痛。発表も苦痛。

周りの人は、「今回1位取ります!」みたいな状態。

「あなたたちは1位取ったことあるからいいよね。。でも自分は。。。」

みたいな。完全に負のスパイラル。



でも、その悩みに悩んでいる時に、考えたんです。

そもそも自分も含めて、どんな発表が良い発表何だろう?




そうしたら答えは結構簡単で、

「やっぱり、ああ、分かるな~」と共感出来たり、

「あ、それいいね!使える!」みたいに、

自分の仕事に置き換えやすかったりすることだったんです。


その気づいた時に、初めて、

「みんなにどんな発表したらよいだろう?」

と相手目線になれたんです。


■自分目線→相手目線

それまでは、自分の成果をどんな風に発表してやろうか?

しか考えていませんでした。

でもそれじゃいけなかったんですね。。


なーんか当たり前のようなんですけど、

それって結構難しいんですよね。

みんな知ってるし、当たり前だけど、意外とできていない。

だからプロダクトアウトの当たらない商品ができちゃうんだと思います。


で、そのことに深く気付いて、自分一人だけが、プレゼンで1位を

取ることが出来なかったところから、初めて1位を獲れて、

結構その後は、連続だったり、断続的に1位をもらえるようになりました。


でも、今回はポイントがずれてしまってたんですけどね。。。
(だから、やっぱり発表を聞く相手のことをもっと考えないとと反省しました)


いかがでしたか?

プレゼン大会をやる、なんて機会があなたにあるかどうかは分かりませんが、

あなたもプレゼンをしたり、商談をしたり、ミーティングをやったり、

もしくは1対1でコミュニケーションを取る時に、相手のことを考えていますか?

相手のことを考えたコミュニケーション、伝え方になっていますか?


そういえば、以前会社で課題図書になった、「伝え方が9割」という本。

ベストセラーになったので知っている人もいるかもしれませんが、

これはかなり良かったです。勉強になります。使えます。


相手に合わせた、「伝え方」が分かりやすく書いてある本としては、

優しいですが、結構レベル高いと思います。

サクッと読めます。

著者の佐々木さんは、今や世界で活躍するコピーライターですが、

元々は、コミュニケーションめっちゃ苦手。。

苦手すぎて暴飲暴食して、超デブになっちゃった、みたいなエピソードがある人です。。

よかったら読んでみたらいかがですか?

あなたのその伝え方、言い方を少し変えるだけで、

人を動かせるかも。そしたら人生が少し好転するかもしれません。

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以上です。

また会いましょう~