音読してます?
「はい、やりなおーし」
私の文章(コピー)の添削を受けると、
コピーを見ずに、すぐにこう言うことがあります。
一生懸命作ってきた、にもかかわらずです。
そんなのは関係ありません。
「な、なんてひどいことを…」
と思ったかもしれませんが、
なんでこんなことを言うのでしょうか?
それは、まず私が、コピーを読む時に、
一番最初に確認することができていなかったからです。
それは何かと言うと、
当たり前なんですが、
「ちゃんと、見直しした?」
ってことなんです。
でも、見直しって具体的にはどうやればいいのか
分からない人って多いんですね。
ちゃんと見直したつもりでも、
誤字脱字があったり、他の人に見てもらって
冷静に見返してみると、おかしな表現に
なっていたり、分かりづらかったり…
あなたにもそんな経験はないでしょうか?
もしそうだとしたら、このやり方は、
とても効果的です。
そして、これをやることによって、
確実にコピーは読みやすくなります。
で、そのやり方はなんなのかというと、
「音読」です。
■コピーを見直す最も良いやり方
コピーを見直す最も良いやり方は、
コピーを音読することです。
私は必ずこの方法をやります。
以前に、記事で書いたように、
文章を3倍速で書く方法を実行し、
一気に文章を書き上げます。
そしてその文章をとりあえず、
自分で自分のメールアドレスに送ります。
(ケータイメールに送っています)
で、スマホに届いたメールを見ながら、
音読をします。
「初稿はどれもゴミである」
というアーネストヘミングウェイの
有名な言葉がありますが、
まさにゴミ(笑)のようなコピーを
音読します。
すると、変な表現になっていたり、
主語が分かりづらくなっていたり、
いろんなことに気がつきます。
で、直します。
そしたら、またそのコピーを、
自分のメールアドレスに送って、
また、スマホに届いたそのコピーを
音読します。
これを数回繰り返します。
さらに、時間があれば、2~3日、
そのコピーを寝かせるとベストです。
(これはぶっちゃけ、できないことが多いです…)
でも勝負のコピーは必ず寝かせます。
すると、何のパラダイムもないまっさらな状態で
自分のコピーを見ることができ、
より読者の目線に立てるので、
そこで改めて修正します。
そして入稿するのです。
■初稿はどれもゴミである
なので、先ほど言ったように、
初稿を持ってこられると困ります。
言い方は悪いですが、ゴミなので。
でもほんとなんですよ。
だから、音読をしていない初稿を持ってこられると
そもそも読みにくいので、
「読みにくい…」ということしか
伝えられず、お互いにもったいない時間を過ごし、
LOSE-LOSEになってしまうのです。
できれば私も、もっとコピーをより良くするための
添削をしたいので、音読していない場合は、
「はい、やりなおーし」と言います。
もちろんこれはコピーを書くような仕事をしている人以外でも、
どんな人でも使えます。どんな人でもです。
今の時代、メールを打たない人なんてあまりいないですよね?
もしくは手紙を書いたり、報告書(日報とか)を書いたりしますよね?
あらゆる書くということに対して、
使える技術「音読」
もしもあなたがこの最高の手段を怠っているとしたら、
この方法を試してください。
繰り返しですが、
初稿はどれもゴミである、です。
以上、てんてんでした。
PS
今日は久々にコピーに関しての記事でしたが、
私の一番の武器はコピーなので、
やっぱり週一ぐらいで書いていこうと思います!
PPS
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PPPS
ちなみに初稿はどれもゴミであるを習ったのはこの本です。